訪問型歯科検診と一般検診の組み合わせ ― 効果的な実施モデル
企業や健保では、毎年の定期検診(一般検診)は義務として実施されています。
しかし歯科検診は任意扱いであり、受診率が低いのが実情です。
そこで注目されているのが、訪問型歯科検診と一般検診の組み合わせによる一体的な実施モデルです。
なぜ組み合わせが有効なのか?
- 社員の負担軽減:1日で一般検診と歯科検診を完了できる。
- 受診率向上:同じ会場・同じスケジュールで実施するため、参加率が高まる。
- データ統合:歯科と一般検診のデータをまとめて分析し、全身健康との関連を把握できる。
結果として、健保や企業が抱える「検診はしているが、歯科が抜け落ちる」という課題を解消できます。
組み合わせモデルの具体例
モデル1:検診会場で同時実施
一般検診の会場に歯科検診ブースを設置。社員は同じ動線で受診できるため、参加がスムーズ。

弊社の歯科検診(一般医療検診の中の1ブースで歯科検診を行う)
モデル2:企業内で訪問実施
会議室などに一般検診と歯科検診のスペースを設け、同日開催。特に大企業や拠点が多い企業で有効。
モデル3:オンライン+訪問型のハイブリッド
生活習慣改善の指導はオンラインで行い、検診自体は訪問型で実施。コロナ禍以降の新しい形として注目されています。
導入効果
- 受診率の大幅改善:訪問型とセットで行うことで、歯科検診の受診率が50%→80%に上昇した事例も。
- 全身疾患予防:歯周病と糖尿病・心疾患の関係をデータで可視化できる。
- 業務効率化:総務・健保担当者の調整業務を一元化できる。
導入事例
- 製造業Q社:年1回の検診日に歯科検診をセット。受診率が90%を超え、医療費データ分析にも活用できた。
- 健保組合R:検診センターでの受診者に歯科ブースを併設。歯周病リスク層を抽出し、生活習慣改善プログラムを開始。
まとめ ― 検診を「全身+口腔」の視点で
一般検診と歯科検診を切り離して考える時代は終わりつつあります。
両者を一体的に実施することで、受診率・データ活用・費用対効果のすべてが向上します。
株式会社マイ・ポジションでは、健保・企業に向けて訪問型歯科検診と一般検診の組み合わせ実施をサポートしています。
導入をご検討の際は、ぜひ以下よりご相談ください。
監修:株式会社マイ・ポジション
本記事は健保・企業総務向けに、訪問型歯科検診と一般検診の組み合わせの効果を解説しています。