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食いしばり・歯ぎしりとストレス|仕事のパフォーマンスへの影響

ストレスによる食いしばりであごの疲れを感じるビジネスパーソン

「朝起きるとあごが疲れている」
「気づくと歯を強くかみしめている」
そんな経験はありませんか。

食いしばり・歯ぎしりは、ストレスと深く関わる無意識のクセです。
放置すると歯やあごへの負担だけでなく、頭痛・肩こり・集中力の低下を通じて仕事のパフォーマンスにも影響することがあります。

結論として、食いしばり・歯ぎしりは早めに気づいて対策すれば、多くの場合は負担を軽減できます。

  • 食いしばり・歯ぎしりとストレスの関係
  • 仕事のパフォーマンスに与える具体的な影響
  • 自分でできるセルフチェックと日常の対策
  • 企業の歯科検診でできること
デスクワーク中に無意識に食いしばりをする様子
ストレスや集中時に無意識の食いしばりが起こりやすい

食いしばり・歯ぎしりはなぜ起きるのか

食いしばり・歯ぎしりは、医学的には「ブラキシズム」と呼ばれる無意識の習癖です。
主に睡眠中や日中の集中時に起こります。

その大きな要因のひとつがストレスだと言われています。

緊張状態が続くと、体は無意識に歯をかみしめて力を逃がそうとする傾向があります。
デスクワーク中やスマホ操作中に、上下の歯が触れたままになっている人も少なくありません。

主な種類

種類 特徴
グラインディング 歯を横にすり合わせる。ギリギリ音が出やすい
クレンチング 強くかみしめる。日中に起こりやすく音は出にくい
タッピング 上下の歯をカチカチと打ち合わせる
💡 ポイント: 本来、上下の歯は会話や食事以外では触れていないのが自然な状態です。日中に歯が触れているのは、TCH(歯列接触癖)と呼ばれる状態かもしれません。

仕事のパフォーマンスへの影響

食いしばり・歯ぎしりは、歯の問題にとどまりません。
体のさまざまな不調を通じて、日中の集中力や生産性に影響することがあります。

あご周りの過度な緊張は、頭痛や肩こりの一因になると言われています。

  • 朝起きたときのあごの疲れ・だるさ
  • こめかみや側頭部の頭痛
  • 首・肩のこりや緊張
  • 睡眠の質の低下による日中の眠気
  • 集中力の低下

こうした不調が続くと、目に見えにくい形で仕事の効率が落ちる「プレゼンティズム(出勤しているが本来の力を発揮できない状態)」につながる可能性があります。

💡 ポイント: 口腔の不調は本人が気づきにくく、パフォーマンス低下の原因として見落とされがちです。定期的なチェックが早期発見の鍵になります。
食いしばりによる頭痛や肩こりで仕事に集中できない様子
あご周りの緊張は頭痛や肩こり、集中力低下につながることも

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歯やあごへの負担とリスク

強いかみしめの力は、想像以上に大きいと言われています。
長期間続くと、歯やあごに負担が蓄積します。

放置すると、歯のすり減りや歯周組織への影響が出ることがあります。

  • 歯のすり減り・ひび・欠け
  • 詰め物やかぶせ物が取れやすくなる
  • 知覚過敏が起きやすくなる
  • あごの関節や筋肉への負担(顎関節の不調)
  • 歯周組織への負担が加わることがある

特にすでに歯周病がある場合、かみしめの力が加わることで負担が増すことも指摘されています。
気になる方は歯周病の初期サインとセルフチェックもあわせて確認してみてください。

自分でできるセルフチェックと対策

食いしばり・歯ぎしりは無意識のため、自分で気づくのが難しいものです。
まずは以下のサインをチェックしてみましょう。

当てはまる項目が多い場合は、早めに歯科で相談することをおすすめします。

  • 朝起きたときにあごが疲れている・だるい
  • 頬の内側や舌の側面に歯の痕がある
  • 知覚過敏を感じることがある
  • 頭痛や肩こりが続いている
  • 家族に歯ぎしりを指摘されたことがある

日常でできる工夫

対策 内容
気づきの習慣 PCやスマホに「歯を離す」メモを貼り、日中に歯が触れていないか意識する
ストレスケア 適度な運動や休息で緊張を和らげる
就寝前のリラックス 入浴やストレッチで体の緊張をほぐす
歯科での相談 ナイトガード(マウスピース)など、専門的な対応を検討する
💡 ポイント: マウスピースなどの対応は歯科医師の診察が前提です。自己判断で市販品を長期使用する前に、一度専門家に相談しましょう。

企業の歯科検診でできること

食いしばり・歯ぎしりは本人が気づきにくいため、第三者によるチェックが有効です。
企業の歯科検診では、歯のすり減りやかみ合わせの状態を専門家が確認できます。

定期的な歯科検診は、口腔の不調を早期に見つけ、従業員の健康とパフォーマンスを守る仕組みになります。

  • 歯のすり減りやひびの早期発見
  • かみ合わせや口腔の状態の確認
  • 必要に応じた受診勧奨・専門的アドバイス
  • ストレスや不調に気づくきっかけづくり

口腔の不調と生産性の関係については欠勤・プレゼンティズムと口腔疾患もご覧ください。
導入の流れは巡回歯科健診の導入の流れ・費用で解説しています。

よくある質問

食いしばり・歯ぎしりは自分で治せますか?

日中の食いしばりは「歯を離す」意識づけやストレスケアで軽減できる場合があります。
ただし睡眠中の歯ぎしりは無意識のため自力での改善が難しく、歯やあごへの負担が気になる場合は歯科医師への相談が有効です。

マウスピースは市販品でも大丈夫ですか?

市販品もありますが、かみ合わせに合わないものを長期間使うと逆に負担がかかることがあります。
まずは歯科で状態を確認し、必要に応じて自分の歯に合ったナイトガードを検討することをおすすめします。

会社の歯科検診で食いしばりも見てもらえますか?

企業の歯科検診では、歯のすり減りやかみ合わせの状態から食いしばり・歯ぎしりの傾向を確認できる場合があります。
気になる症状があれば、検診時に相談すると専門的なアドバイスや受診勧奨を受けられます。

まとめ

食いしばり・歯ぎしりはストレスと深く関わり、頭痛や肩こり、集中力の低下を通じて仕事のパフォーマンスにも影響することがあります。
無意識のクセだからこそ、セルフチェックと専門家による定期的な確認が大切です。

従業員の口腔の健康を守ることは、生産性と働きやすさを支える投資でもあります。
企業の歯科検診は、こうした見えにくい不調に気づく有効な仕組みです。

自社での導入を検討したい方は、まずは資料で費用や実施の流れを確認してみてください。

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